正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
胎児・新生児溶血性疾患は、母親のIgG抗体が胎盤を通過して胎児の赤血球を壊す疾患です。
原因となるのは、IgG型で臨床的に意義のある不規則抗体です。
【選択肢別解説】
1:× 抗Bgaは原因になりません。
Bg抗原は赤血球に弱く発現するHLA抗原で、抗Bgaは臨床的意義が乏しい抗体です。
2:○ 抗cは原因になります。
Rh血液型系のIgG抗体で、重症の胎児・新生児溶血性疾患を起こすことがあります。
3:○ 抗Eは原因になります。
Rh血液型系のIgG抗体で、日本人で検出頻度の高い不規則抗体の一つです。
4:× 抗Leaは原因になりません。
主にIgM型で胎盤を通過しにくく、胎児の赤血球ではLewis抗原の発現も弱いためです。
5:× 抗Nは原因になりません。
主に低温で反応するIgM型の抗体で、臨床的意義はほとんどありません。
【ポイント】
胎児・新生児溶血性疾患の原因は、抗D・抗c・抗E・抗Diaなど37℃で反応するIgG抗体です。
Lewis系やN・P1などの冷式抗体は、原則として原因になりません。