正解を2つ選んでください。
正答2・5
解説
正解は2と5です。
貯血式自己血輸血は、手術前に患者自身の血液を採って保存し、手術のときに戻す方法です。
同種血輸血による副作用を避けることが目的です。
【選択肢別解説】
1:× 手術前日に貯血するのではありません。
通常は手術の数週間前から計画的に採血し、手術直前の採血は避けます。
採血による貧血から回復する時間が必要なためです。
2:○ 待機手術患者が適応となります。
手術日が決まっていて、事前に採血・保存する時間がとれる患者が対象です。
3:× 80歳以上の高齢者でも禁忌ではありません。
年齢だけで判断せず、全身状態を評価して適応を決めます。
4:× 体重50 kg未満の患者でも禁忌ではありません。
体重に応じて1回の採血量を減らして行います。
5:○ 肝炎ウイルス感染症のリスクを回避できます。
自分の血液を使うため、他人の血液を介したウイルス感染が起こりません。
【ポイント】
自己血輸血は感染症や同種免疫、輸血後移植片対宿主病を避けられます。
一方で、細菌汚染や取り違えのリスクはなくならない点に注意します。