正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
汎血球減少症とは、赤血球・白血球・血小板の3系統がすべて減少した状態です。
骨髄での造血全体に障害がある疾患でみられます。
【選択肢別解説】
1:× 腎性貧血はエリスロポエチンの産生低下による貧血です。
赤血球系だけが減り、白血球や血小板は通常保たれます。
2:× 鉄欠乏性貧血はヘモグロビンの材料不足による貧血です。
赤血球系が主に障害され、血小板はむしろ増えることがあります。
3:○ 巨赤芽球性貧血はビタミンB12や葉酸の欠乏でDNA合成が障害されます。
3系統の細胞が骨髄内で壊れる無効造血のため、汎血球減少を呈します。
4:○ 再生不良性貧血は造血幹細胞が減少する疾患です。
3系統すべての産生が低下するため、汎血球減少となります。
5:× 自己免疫性溶血性貧血は赤血球が自己抗体で壊される疾患です。
白血球や血小板は通常減少しません。
【ポイント】
汎血球減少をきたす代表は、再生不良性貧血、巨赤芽球性貧血、骨髄異形成症候群、急性白血病、発作性夜間ヘモグロビン尿症、脾機能亢進症です。
貧血だけの疾患と区別して覚えましょう。