正答4
解説
正解は4です。
自己免疫疾患と、その診断に役立つ自己抗体の組合せを問う問題です。
抗ミトコンドリア抗体は、ミトコンドリア内膜の酵素(ピルビン酸脱水素酵素複合体のE2成分)に対する抗体です。
【選択肢別解説】
1:× 重症筋無力症では、抗アセチルコリン受容体抗体が検出されます。
抗ミトコンドリア抗体は関係しません。
2:× 慢性甲状腺炎(橋本病)では、抗甲状腺ペルオキシダーゼ抗体や抗サイログロブリン抗体が検出されます。
3:× Goodpasture症候群では、抗糸球体基底膜抗体が検出されます。
肺出血と急速進行性糸球体腎炎を起こします。
4:○ 原発性胆汁性胆管炎では、抗ミトコンドリア抗体が約90%の患者で陽性になります。
診断に最も重要な自己抗体です。
5:× 特発性血小板減少性紫斑病では、血小板の膜糖蛋白に対する抗体(抗GPⅡb/Ⅲa抗体など)がかかわります。
抗ミトコンドリア抗体は関係しません。
【ポイント】
原発性胆汁性胆管炎は中年女性に多く、ALPやγ-GTなどの胆道系酵素の上昇とIgMの上昇を伴います。
抗ミトコンドリア抗体の中でも、M2型が特異性の高いサブタイプです。