正解を2つ選んでください。
正答2・4
解説
正解は2と4です。
結核性髄膜炎の髄液では、圧上昇・リンパ球優位の細胞増加・蛋白増加・糖低下が基本の所見です。
これに加えて、クロールの低下とアデノシンデアミナーゼ〈ADA〉の上昇が特徴的です。
【選択肢別解説】
1:× 髄膜の炎症と髄液の吸収障害により、髄液圧は低下ではなく上昇します。
2:○ 結核菌や浸潤した細胞による糖の消費と、糖の輸送障害により髄液糖は低下します。
細菌性髄膜炎と同様に低値となるのが特徴です。
3:× 血液髄液関門の破綻により、蛋白は著明に上昇します。
低値にはなりません。
4:○ 結核性髄膜炎では髄液クロールが低下します。
低下が目立つことは、ほかの髄膜炎と比べた本症の特徴として知られています。
5:× ADAは活性化したリンパ球に多い酵素で、結核性髄膜炎では上昇します。
低値ではなく、上昇が診断の補助になります。
【ポイント】
髄液糖が低下するのは細菌性・結核性・真菌性髄膜炎で、ウイルス性ではほぼ正常です。
結核性ではクロール低下とADA上昇、静置するとフィブリン網(クモの巣状の薄膜)が出ることもセットで覚えましょう。