正答2
解説
正解は2です。
過換気症候群は、不安などをきっかけに呼吸が速く深くなり、二酸化炭素を吐き出しすぎる状態です。
動脈血二酸化炭素分圧〈PaCO2〉が下がり、呼吸性アルカローシスになります。
【選択肢別解説】
1:× HCO3−は腎臓での代償によって低下しますが、その代償には数日かかります。
急性期にはほぼ基準範囲内にとどまります。
2:○ 換気量が増えて二酸化炭素が過剰に排出されるため、PaCO2が低下します。
これが過換気症候群の一次的な変化です。
3:× PaCO2が下がると血液はアルカリ性に傾き、動脈血pHは低下ではなく上昇します。
4:× アルカローシスではカリウムが細胞内へ移りますが、急性期の過換気で目立って低下する項目ではありません。
主な変化はPaCO2の低下です。
5:× 血清ナトリウムは換気の変化の影響をほとんど受けません。
過換気症候群で低下する項目ではありません。
【ポイント】
呼吸性アルカローシスでは、PaCO2低下とpH上昇が一次変化です。
アルカローシスでイオン化カルシウムが減るため、手足のしびれやテタニーが起こる点も一緒に覚えましょう。