正答2
解説
正解は2です。
自己免疫疾患は、自分の体の成分に対する抗体やリンパ球が組織を障害する病気です。
神経の病気には、変性・感染・自己免疫など原因の異なるものが多いので、成り立ちで区別します。
【選択肢別解説】
1:× Alzheimer病はアミロイドβやタウ蛋白が蓄積して神経細胞が失われる神経変性疾患です。
自己免疫疾患ではありません。
2:○ 重症筋無力症は、神経筋接合部のアセチルコリン受容体などに対する自己抗体で起こる自己免疫疾患です。
筋力が疲れやすくなり、眼瞼下垂や複視が目立ちます。
3:× Creutzfeldt-Jakob病は異常プリオン蛋白が脳に蓄積するプリオン病です。
自己免疫疾患ではありません。
4:× 進行性多巣性白質脳症は、免疫が低下した人でJCウイルスが再活性化して起こる脱髄疾患です。
原因はウイルス感染で、自己免疫ではありません。
5:× 筋萎縮性側索硬化症〈ALS〉は運動ニューロンが選択的に失われる神経変性疾患です。
自己免疫疾患ではありません。
【ポイント】
重症筋無力症の検査では、抗アセチルコリン受容体抗体の測定が重要です。
胸腺腫を合併することが多い点もよく問われます。