正答4
解説
正解は4です。
足関節上腕血圧比〈ABI〉は、足関節の収縮期血圧を上腕の収縮期血圧で割った値です。
下肢の動脈が狭くなっていると足関節の血圧が下がるため、末梢動脈疾患の評価に使います。
【選択肢別解説】
1:× 左上腕の血圧だけを使うと、左鎖骨下動脈に狭窄がある場合に分母が低くなります。
ABIの分母には左右のうち高い方を用います。
2:× 右足のABIでも、分母は右上腕の血圧ではありません。
左右の上腕収縮期血圧のうち高い方を用います。
3:× 左右の平均値は用いません。
片側の上肢動脈に狭窄があると平均値が低くなり、正確に評価できないためです。
4:○ 上腕の血圧は、狭窄のない側のほうが大動脈の圧を正しく反映します。
そのため左右の上腕収縮期血圧のうち高い方を分母にします。
5:× 低い方を使うと分母が小さくなり、ABIが実際より高く出ます。
その結果、末梢動脈疾患を見逃すおそれがあります。
【ポイント】
ABIは0.9以下で末梢動脈疾患を疑い、1.4を超える場合は動脈の石灰化で血管が圧迫されにくい状態を疑います。
分子は足関節側の血圧で、測定した側の足の値を用います。