正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
血清カルシウムは、イオン型が約半分、アルブミンなどの蛋白と結合した型が約4割、陰イオンとの複合体が残りを占めます。
このうち生理作用を示すのはイオン型で、その割合は血液のpHで変わります。
【選択肢別解説】
1:× EDTAはカルシウムと強く結合(キレート)して抗凝固作用を示します。
そのためEDTA加血漿ではカルシウムは高値ではなく低値になります。
2:○ 神経や筋の興奮性、血液凝固などに働くのはイオン化カルシウムです。
蛋白と結合した型には生理活性がありません。
3:○ アシドーシスでは水素イオンがアルブミンの結合部位をカルシウムと奪い合います。
結合していたカルシウムが離れ、イオン型の割合が増えます。
4:× 血清中でカルシウムが主に結合している蛋白はアルブミンです。
トランスフェリンは鉄を運ぶ蛋白です。
5:× 細胞内液に最も多い陽イオンはカリウムです。
カルシウムは細胞内では非常に低濃度に保たれています。
【ポイント】
アルカローシスではイオン化カルシウムが減り、テタニーが起きやすくなります。
低アルブミン血症では総カルシウムが見かけ上低くなるため、補正カルシウム値で評価します。