正答5
解説
正解は5です。
生化学検査では、オキシダーゼで生じた過酸化水素をペルオキシダーゼで発色させて測定する方法が広く使われます。
各オキシダーゼが酸素を受け取って何を生じるかが問われています。
この問題は過酸化水素を発生しない酵素を選ぶので、○ が答え(過酸化水素を生じない酵素)です。
【選択肢別解説】
1:× グルコースオキシダーゼはブドウ糖を酸化し、グルコノラクトンと過酸化水素を生じます。
ブドウ糖の測定に使われます。
2:× サルコシンオキシダーゼはサルコシンを酸化し、グリシンとホルムアルデヒドと過酸化水素を生じます。
クレアチニンの酵素法に使われます。
3:× アシルCoAオキシダーゼはアシルCoAを酸化して過酸化水素を生じます。
遊離脂肪酸の酵素法に使われます。
4:× グリセロールオキシダーゼはグリセロールを酸化して過酸化水素を生じます。
中性脂肪の酵素法の過程で利用されます。
5:○ アスコルビン酸オキシダーゼはアスコルビン酸を酸化してデヒドロアスコルビン酸にし、酸素は水に還元されます。
過酸化水素は生じません。
【ポイント】
アスコルビン酸オキシダーゼは、過酸化水素を発色させる反応がアスコルビン酸で妨げられるのを防ぐため、試薬に加えて使います。
測定に使う酵素ではなく、妨害物質を消すための酵素という位置づけです。