正答3
解説
正解は3です。
鍍銀法は、組織に銀を結合させて還元し、黒く沈着させて目的の構造を見やすくする染色です。
多くの鍍銀法では、反応を早めるために銀液を加温します。
細網線維を染める渡辺の鍍銀法は、アンモニア銀液を室温で作用させます。
この問題は銀液を加温しない染色法を選ぶので、○ が答え(室温で銀液を作用させる方法)です。
【選択肢別解説】
1:× PAM(過ヨウ素酸メセナミン銀)染色は腎糸球体の基底膜を染めます。
メセナミン銀液を約60℃に加温して反応させます。
2:× Grocott染色は真菌やニューモシスチスを黒く染めます。
メセナミン銀液を加温して反応させます。
3:○ 渡辺の鍍銀法は細網線維を黒く染める方法で、アンモニア銀液を室温で作用させます。
銀液を加温しないので正しいです。
4:× Grimelius染色は神経内分泌顆粒を染める好銀反応です。
硝酸銀液を加温して反応させます。
5:× Masson-Fontana染色はメラニンなどの銀還元性の物質を染めます。
アンモニア銀液を加温して反応を早める方法が一般的です。
【ポイント】
鍍銀法は、目的の物質と染める対象(基底膜・真菌・細網線維・神経内分泌顆粒・メラニン)を対応させて覚えます。
渡辺の鍍銀法とGomoriの鍍銀法は、どちらも細網線維の染色です。