正答4
解説
正解は4です。
免疫組織化学では、腫瘍細胞がもつ特徴的な蛋白を抗体で検出し、腫瘍の由来や種類を推定します。
腫瘍ごとに代表的なマーカーを対応させて覚えることが重要です。
【選択肢別解説】
1:× エストロゲン受容体〈ER〉は乳癌のホルモン療法の効果予測に使うマーカーです。
肺癌(腺癌)の代表的なマーカーはTTF-1やNapsin Aです。
2:× CD117(c-kit)は消化管間質腫瘍〈GIST〉のマーカーです。
乳癌ではER・プロゲステロン受容体・HER2を評価します。
3:× PSA(前立腺特異抗原)は前立腺癌のマーカーです。
消化管間質腫瘍のマーカーはCD117(c-kit)やDOG1です。
4:○ CEA(癌胎児性抗原)は大腸癌などの消化管の腺癌で発現が高い代表的なマーカーです。
組合せは正しいです。
5:× AFP(αフェトプロテイン)は肝細胞癌や卵黄囊腫瘍のマーカーです。
B細胞リンパ腫のマーカーはCD20やCD79aです。
【ポイント】
GISTはCD117(c-kit)、前立腺癌はPSA、乳癌はERとHER2、肝細胞癌はAFPと、腫瘍とマーカーを一対で整理しましょう。
大腸癌ではCK20やCDX2も陽性になります。