正答5
解説
正解は5です。
便の色や性状は、出血部位や胆汁の流出、病原体の種類を推定する手がかりになります。
典型的な組合せを覚えておくことが重要です。
【選択肢別解説】
1:× 緑色便は、腸内容の通過が速くビリルビンがビリベルジンのまま排泄されるときにみられます。
総胆管結石では胆汁が腸に流れにくくなり、灰白色便となります。
2:× 灰白色便は胆汁の流出障害(閉塞性黄疸)でみられます。
MRSA腸炎では緑色の水様便が特徴です。
3:× タール便は上部消化管出血でみられます。
コレラでは米のとぎ汁様の水様便がみられます。
4:× 米のとぎ汁様便はコレラに特徴的です。
カンピロバクター腸炎では、水様便や血便(粘血便)がみられます。
5:○ アメーバ赤痢では、粘液と血液が混じったいちごゼリー状便がみられます。
赤痢アメーバが大腸粘膜に潰瘍をつくり、出血と粘液分泌が起こるためです。
【ポイント】
灰白色便は閉塞性黄疸、タール便は上部消化管出血、米のとぎ汁様便はコレラです。
いちごゼリー状便はアメーバ赤痢と覚えましょう。