正答1
解説
正解は1です。
物質はその構造に応じて特定の波長の光を強く吸収します。
臨床検査でよく使う極大吸収波長を覚えておくと、測定法の理解に役立ちます。
【選択肢別解説】
1:○ DNAの極大吸収波長は260nmです。
プリン塩基とピリミジン塩基の環構造が260nm付近の紫外線を吸収するためです。
核酸の定量や純度の確認(260/280nm比)に利用します。
2:× 尿酸の極大吸収波長は約293nmです。
ウリカーゼ紫外部法では、この波長の吸光度の減少で尿酸を測定します。
3:× ビリルビンの極大吸収波長は約450nm付近です。
黄色を示す色素で、可視光の青色の領域を吸収します。
4:× ヘモグロビンの最も強い吸収は415nm付近のソーレー帯です。
酸素化ヘモグロビンは540nmと577nm付近にも吸収をもちます。
5:× 芳香族アミノ酸の極大吸収波長は約280nmです。
トリプトファンやチロシンが吸収するため、蛋白質の定量に280nmが用いられます。
【ポイント】
核酸は260nm、蛋白質(芳香族アミノ酸)は280nm、NADHは340nmと組で覚えましょう。