正答3
解説
正解は3です。
バイオセーフティレベル〈BSL〉は、病原体の危険度に応じて必要な実験室の封じ込めの水準を示します。
真菌では、輸入真菌症の原因となる二形性真菌が、吸入による実験室感染の危険が高くBSL3とされています。
【選択肢別解説】
1:× Aspergillus fumigatusはBSL3を要する菌ではありません。
環境中に広く存在する糸状菌で、BSL2で取り扱います。
2:× Candida glabrataはBSL3を要する菌ではありません。
ヒトの常在菌に近い酵母で、BSL2以下で取り扱えます。
3:○ Histoplasma capsulatumはBSL3の対応が必要です。
輸入真菌症であるヒストプラズマ症の原因となる二形性真菌です。
培養すると感染力の強い分生子をつくり、吸入で実験室感染を起こす危険が高いためです。
4:× Pneumocystis jiroveciiはBSL3を要する菌ではありません。
人工培地で培養できない真菌で、検査は染色やPCRで行います。
5:× Trichophyton rubrumはBSL3を要する菌ではありません。
白癬の原因となる皮膚糸状菌で、BSL2以下で取り扱えます。
【ポイント】
BSL3の真菌は、Histoplasma・Coccidioides・Blastomycesなどの輸入真菌症の原因菌です。
疑わしい場合は、培養を安全キャビネット内で扱い、平板を開けて臭いをかがないことが重要です。