正答2
解説
正解は2です。
ウイルスは、細胞表面の特定の受容体に結合して感染するため、感染しやすい組織や細胞が決まっています。
これを組織親和性(指向性)といい、病気の現れ方を決めます。
【選択肢別解説】
1:× EBウイルスが親和性をもつのは単球ではなく、B細胞です。
B細胞表面のCD21(補体受容体2)を介して感染し、伝染性単核球症を起こします。
2:○ ロタウイルスは腸管に親和性をもちます。
小腸の絨毛上皮細胞に感染して破壊し、乳幼児に白色の水様下痢を起こします。
3:× ポリオウイルスが親和性をもつのは皮膚ではなく、神経です。
腸管で増えた後、脊髄前角の運動神経細胞に感染して弛緩性麻痺を起こします。
4:× ライノウイルスが親和性をもつのは神経ではなく、気道です。
鼻腔などの上気道の粘膜で増殖し、かぜ症候群の主な原因になります。
5:× 単純ヘルペスウイルスが親和性をもつのは気道ではなく、皮膚・粘膜と神経です。
皮膚や粘膜に水疱をつくり、知覚神経節に潜伏感染して再発を繰り返します。
【ポイント】
EBウイルスはB細胞、HIVはCD4陽性T細胞、ポリオウイルスは脊髄前角細胞、ロタウイルスは小腸上皮と対応させて覚えましょう。