正答1
解説
正解は1です。
抗原と抗体は、複数の弱い非共有結合が組み合わさって結合します。
そのため結合は可逆的で、条件を変えると解離させることができます。
この問題は抗原抗体結合に関与しないものを選ぶので、○ が答え(結合様式として誤っているもの)です。
【選択肢別解説】
1:○ 共有結合は抗原抗体結合に関与しません。
共有結合は原子同士が電子を共有する強い結合で、可逆的に解離する抗原抗体反応とは性質が異なります。
2:× 水素結合は抗原抗体結合に関与します。
抗原と抗体の間の水素原子を介した結合で、結合の特異性に寄与します。
3:× 疎水結合は抗原抗体結合に関与します。
水を避ける性質の部分同士が集まる力で、結合力への寄与が大きいです。
4:× 分子間力(ファンデルワールス力)は抗原抗体結合に関与します。
分子同士が十分に近づいたときに働く弱い引力です。
5:× イオン結合(静電的結合)は抗原抗体結合に関与します。
正と負の電荷をもつ部分の間に働く引力です。
【ポイント】
抗原抗体反応は「非共有結合・可逆的」です。
この可逆性を利用して、吸着解離試験で赤血球から抗体を解離させることができます。