正解を2つ選んでください。
正答3・4
解説
正解は3と4です。
温度依存性蛋白は、温度の変化によって沈殿したり溶けたりする性質をもつ異常蛋白です。
冷やすと沈殿するクリオグロブリンと、加熱で沈殿するパイログロブリンやBence Jones蛋白が代表です。
【選択肢別解説】
1:× ヘモペキシンはヘムと結合して運ぶ血漿蛋白質です。
温度によって沈殿する性質はもちません。
2:× ハプトグロビンは遊離ヘモグロビンと結合する血漿蛋白質です。
温度依存性はなく、溶血で低下することが臨床的に重要です。
3:○ パイログロブリンは温度依存性蛋白です。
56℃付近に加熱すると沈殿し、冷やしても再び溶けない異常免疫グロブリンです。
多発性骨髄腫などでみられます。
4:○ Bence Jones蛋白は温度依存性蛋白です。
免疫グロブリンの軽鎖で、56℃前後に加熱すると沈殿し、100℃近くに加熱すると再び溶けます。
多発性骨髄腫などで尿中に出現します。
5:× α1-アンチトリプシンは蛋白分解酵素を阻害する血漿蛋白質です。
温度依存性はありません。
【ポイント】
Bence Jones蛋白は「56℃前後で沈殿し、100℃で再溶解」する点が特徴です。
冷却で沈殿するクリオグロブリンとあわせて覚えましょう。