正答5
解説
正解は5です。
免疫グロブリンは、H鎖の種類によってIgG・IgA・IgM・IgD・IgEの5つのクラスに分けられます。
それぞれ構造と働きが異なります。
【選択肢別解説】
1:× IgAのH鎖の定常部ドメイン(CHドメイン)は4つではなく、3つです。
4つのCHドメインをもつのはIgMとIgEです。
2:× IgDは胎盤を通過しません。
胎盤を通過できるのはIgGだけで、新生児を感染から守ります。
3:× IgEは分子量が最も大きいクラスではありません。
最も大きいのは5量体のIgMで、分子量は約90万です。
4:× IgGのサブクラスは2つではなく、IgG1〜IgG4の4つです。
サブクラスが2つあるのはIgA(IgA1とIgA2)です。
5:○ IgMは補体の古典経路を活性化します。
5量体で抗原結合部位が多いため、1分子でC1qと結合でき、補体活性化能が最も強いクラスです。
【ポイント】
胎盤通過はIgG、最大分子量はIgM、分泌液に多いのはIgA、アレルギーはIgEと整理しましょう。
補体を古典経路で活性化するのはIgMとIgG(IgG3・IgG1)です。