正答2
解説
正解は2です。
クリオグロブリンは、低温で沈殿し37℃で再び溶ける免疫グロブリンです。
構成によってタイプⅠ〜Ⅲに分類され、タイプごとに関連する疾患が異なります。
【選択肢別解説】
1:× HIV感染症は、タイプⅡのクリオグロブリンが高頻度にみられる疾患ではありません。
2:○ HCV感染症では、タイプⅡのクリオグロブリンが高頻度に認められます。
タイプⅡは、リウマトイド因子活性をもつ単クローン性IgMと多クローン性IgGの混合型です。
混合型クリオグロブリン血症の大部分はHCV感染に関連しています。
3:× 多発性骨髄腫では、単クローン性の免疫グロブリンだけからなるタイプⅠがみられます。
4:× 原発性胆汁性胆管炎は、タイプⅡが高頻度にみられる疾患ではありません。
抗ミトコンドリア抗体の陽性が特徴です。
5:× 抗リン脂質抗体症候群は、タイプⅡが高頻度にみられる疾患ではありません。
抗カルジオリピン抗体やループスアンチコアグラントによる血栓症が特徴です。
【ポイント】
タイプⅠは単クローン性(骨髄腫・マクログロブリン血症)、タイプⅡは単クローン性IgMと多クローン性IgG(HCV感染症)、タイプⅢは多クローン性のみ(膠原病など)です。