正答4
解説
正解は4です。
ABO亜型は、A抗原やB抗原の発現が通常より弱い血液型です。
オモテ検査とウラ検査の結果が一致しない原因の一つとして重要です。
【選択肢別解説】
1:× ABO亜型は後天性ではなく、先天性(遺伝性)の変化です。
ABO遺伝子の変異により、A・B抗原をつくる糖転移酵素の働きが弱くなっています。
白血病などで抗原が弱くなる後天的な変化とは区別します。
2:× ABO抗原は発現していないのではなく、量が少ない状態です。
抗Aや抗B試薬との凝集が弱いか、ごく一部の赤血球だけが凝集する部分凝集を示します。
3:× 判定に遺伝子関連検査は必須ではありません。
吸着解離試験や唾液中の型物質の検査など、血清学的な検査で判定できます。
4:○ 日本人のABO亜型ではBm型が最も多いです。
B抗原の発現が非常に弱く、オモテ検査ではB抗原がほとんど検出されません。
5:× ABO亜型でも体液にABO型物質を分泌することがあります。
例えば分泌型のBm型では、唾液中に通常量のB型物質が検出され、判定の手がかりになります。
【ポイント】
日本人の亜型はBm型が最多で、次いでABm型が多いです。
オモテ・ウラ不一致があれば、吸着解離試験や唾液の型物質検査で亜型を確認します。