正答1
解説
正解は1です。
急性心筋梗塞では、壊死した心筋細胞から細胞内の蛋白や酵素が血中に漏れ出します。
この問題は上昇しないものを選ぶので、○ が答え(心筋梗塞で上昇しない項目)です。
心筋に多く含まれる物質かどうかを考える問題です。
【選択肢別解説】
1:○ アルカリホスファターゼ〈ALP〉は肝臓・骨・小腸・胎盤に多く、心筋にはほとんど含まれません。
そのため心筋梗塞では上昇しません。
2:× クレアチンキナーゼMB分画〈CK-MB〉は心筋に比較的多く含まれ、発症後数時間から上昇します。
3:× 乳酸脱水素酵素〈LD〉は心筋にも多く含まれ、発症後に遅れて上昇し長く高値が続きます。
4:× 心筋トロポニンTは心筋に特異的な構造蛋白で、心筋梗塞の診断に最も重視される指標です。
5:× 心臓型脂肪酸結合蛋白〈H-FABP〉は心筋細胞質に多い小さな蛋白で、発症早期から上昇します。
【ポイント】
上昇の早い順に、H-FABPやミオグロビン、CK-MB・トロポニン、LDと押さえます。
ALPは胆道系や骨の疾患で上昇する酵素です。