正答4
解説
正解は4です。
電解質異常による心電図変化を読み取る問題です。
別冊No.3では、胸部誘導V2〜V4でT波が低く平坦化しています。
その後に続く陽性のU波が大きく目立ち、T波とU波が連なって見えます。
T波の平低化とU波の増高は、低カリウム血症の典型的な所見です。
【選択肢別解説】
1:× 高カリウム血症では、幅が狭く高く尖ったテント状T波が特徴です。
進行するとP波の消失やQRS幅の拡大も起こります。
2:× 高カルシウム血症ではST部分が短くなり、QT間隔が短縮します。
U波の増高は特徴ではありません。
3:× 高ナトリウム血症には特徴的な心電図変化はありません。
4:○ 低カリウム血症では、T波の平低化、U波の増高、ST低下がみられます。
図のT波の平低化と目立つU波に一致します。
5:× 低カルシウム血症ではST部分が延長し、QT間隔が延長します。
T波の形は比較的保たれ、U波の増高は特徴ではありません。
【ポイント】
カリウムはT波とU波、カルシウムはST部分の長さ(QT間隔)に表れると整理します。
高Kでテント状T波、低KでU波と覚えます。