正答4
解説
正解は4です。
細胞診の検体は、種類ごとに採取後の処理の注意点が異なります。
抗凝固剤が必要なのは、フィブリノゲンを含み、放置すると凝固する検体です。
【選択肢別解説】
1:× 膵液は消化酵素を多く含み、細胞がすぐ変性します。
抗凝固剤ではなく、冷却して速やかに処理することが重要です。
2:× 髄液は蛋白が少なく、通常は凝固しません。
細胞が変性しやすいため、抗凝固剤を加えずに速やかに処理します。
3:× 胆汁は胆汁酸や酵素で細胞が変性しやすい検体です。
抗凝固剤ではなく、冷却して速やかに処理します。
4:○ 胸水・腹水などの体腔液はフィブリノゲンを含み、放置すると凝固して細胞が塊に取り込まれます。
そのためヘパリンやEDTAなどの抗凝固剤を加えて採取します。
5:× 十二指腸液は消化酵素を多く含むため、細胞の変性が速い検体です。
抗凝固剤ではなく、冷却と速やかな処理が必要です。
【ポイント】
体腔液は抗凝固剤、消化液(膵液・胆汁・十二指腸液)は冷却と迅速処理、と検体ごとに整理しておきましょう。