正答2
解説
正解は2です。
キシレンは病理標本作製で透徹や脱パラフィンに用いる有機溶剤です。
この問題は誤っている性質を選ぶので、○ が答え(キシレンに当てはまらない性質)です。
その性質と有害性を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× 正しい記述です。
キシレンは引火性の高い液体で、消防法の危険物に当たります。
火気の近くで扱ってはいけません。
2:○ 「水溶性」が誤りです。
キシレンは芳香族炭化水素で、水にほとんど溶けません。
水溶性ではないため、水とキシレンの間にはエタノールを介在させて置換します。
3:× 正しい記述です。
キシレンには生殖毒性があるとされ、妊娠中の作業者への配慮が求められます。
4:× 正しい記述です。
キシレンは皮膚の脂質を溶かすため、皮膚刺激性があります。
手袋を着用して扱います。
5:× 正しい記述です。
キシレンの蒸気を吸入すると気道や中枢神経に有害です。
局所排気装置のある場所で扱います。
【ポイント】
キシレンは有機溶剤中毒予防規則の対象となる物質で、作業環境の管理が必要です。
脱水したエタノールとキシレンの置換を不十分にすると、透徹不良の原因になります。