正答1
解説
正解は1です。
貧血をきたす疾患と、その原因を正しく対応させる問題です。
【選択肢別解説】
1:○ ヒトパルボウイルスB19は赤芽球系前駆細胞に感染して増殖を止めます。
そのため赤血球系だけが作られなくなる赤芽球癆を起こします。
2:× 再生不良性貧血は、主に免疫機序による造血幹細胞の障害で汎血球減少を起こす疾患です。
エリスロポエチンはむしろ高値になり、エリスロポエチン欠乏は腎性貧血の原因です。
3:× 遺伝性球状赤血球症は、アンキリンやバンド3、スペクトリンなど赤血球膜蛋白の遺伝子異常で起こります。
αグロビン遺伝子の異常はαサラセミアの原因です。
4:× 自己免疫性溶血性貧血は、赤血球に対する自己抗体で起こります。
補体制御因子(CD55・CD59)の欠損は発作性夜間ヘモグロビン尿症の原因です。
5:× ビタミンB12の吸収には胃の内因子と回腸末端が必要です。
胃全摘や回腸末端切除が原因となり、直腸切除では起こりません。
【ポイント】
遺伝性球状赤血球症などの溶血性貧血の患者にパルボウイルスB19が感染すると、無形成発作を起こし急激に貧血が進みます。
原因と疾患の組合せは頻出なので、対で覚えましょう。