正答2
解説
正解は2です。
活性化部分トロンボプラスチン時間〈APTT〉は、内因系と共通系の凝固因子の働きを反映する検査です。
この問題はAPTTの延長を認めないものを選ぶので、○ が答え(APTTが延長しない疾患)です。
血小板の異常だけでは延長しないことが判断の鍵です。
【選択肢別解説】
1:× 血友病Bは内因系の第Ⅸ因子の欠乏症で、APTTが延長します。
2:○ 血小板無力症は、血小板膜糖蛋白GPⅡb/Ⅲaの異常で血小板が凝集できない一次止血の異常です。
凝固因子は正常なため、APTTは延長しません。
3:× 第Ⅺ因子は内因系の凝固因子であり、その欠損症ではAPTTが延長します。
4:× ビタミンK欠乏症では、第Ⅱ・Ⅶ・Ⅸ・Ⅹ因子が正常に作られません。
PTとともにAPTTも延長します。
5:× 抗リン脂質抗体症候群では、ループスアンチコアグラントが試薬中のリン脂質に作用し、APTTが延長します。
【ポイント】
血小板無力症は、出血時間の延長とADP・コラーゲンなどによる凝集の欠如が特徴です。
リストセチン凝集は保たれる点が、Bernard-Soulier症候群との鑑別点です。