正解を2つ選んでください。
正答1・4
解説
正解は1と4です。
血液凝固反応のうち、リン脂質膜の上で酵素複合体を作って進む反応を問う問題です。
リン脂質膜は、活性化した血小板の表面にあるホスファチジルセリンなどが担います。
【選択肢別解説】
1:○ 第Ⅹ因子は、第Ⅸa因子と第Ⅷa因子がリン脂質とCa2+の上で作る複合体(テナーゼ複合体)によって活性化されます。
リン脂質が必要な反応です。
2:× 第Ⅺ因子は、接触相で第Ⅻa因子やトロンビンによって活性化されます。
リン脂質は必要としません。
3:× フィブリンの安定化は、第ⅩⅢa因子がフィブリン同士を架橋する反応です。
Ca2+は必要ですが、リン脂質は必要としません。
4:○ プロトロンビンは、第Ⅹa因子と第Ⅴa因子がリン脂質とCa2+の上で作る複合体(プロトロンビナーゼ複合体)によって活性化されます。
リン脂質が必要な反応です。
5:× プレカリクレインは、接触相で陰性荷電の表面上に高分子キニノゲンとともに結合し、第Ⅻa因子によって活性化されます。
リン脂質は必要としません。
【ポイント】
リン脂質が必要なのはテナーゼ複合体とプロトロンビナーゼ複合体の2つです。
APTT試薬に部分トロンボプラスチン(リン脂質)を加えるのはこのためです。