正答3
解説
正解は3です。
ABO血液型の抗原の構造、遺伝、抗体の性質を問う問題です。
【選択肢別解説】
1:× ABO抗原の本体は、糖脂質や糖蛋白に付いている糖鎖です。
抗原性を決めるのは蛋白ではなく末端の糖です。
2:× ABO血液型はLandsteinerの法則に従います。
自分の赤血球にない抗原に対する抗体(規則抗体)を血清中に持ちます。
3:○ ABO血液型の遺伝子は第9染色体の長腕(9q34)に存在し、A・B転移酵素をコードしています。
4:× 抗AはB型とO型の人が持ちます。
日本人ではB型が約20%、O型が約30%なので、抗A陽性は約50%です。
5:× 出生時の赤血球のA・B抗原量は成人より少なく、2〜4歳ころに成人と同程度になります。
【ポイント】
日本人のABO血液型の頻度は、A型約40%、O型約30%、B型約20%、AB型約10%です。
新生児は抗原が弱く、抗体もまだ作られていないため、ウラ検査は行わないのが一般的です。