正答2
解説
正解は2です。
生体組織が商用交流(50〜60 Hz)の電流をどれだけ通しやすいか(導電率)を比べる問題です。
電解質を多く含む液体は電流を通しやすく、脂肪や細胞膜、乾燥した組織は通しにくい性質があります。
【選択肢別解説】
1:× 角質は乾燥した死んだ細胞の層で、電流を最も通しにくい組織の一つです。
導電率は角質より真皮のほうが高いです。
2:○ 全血には電流を通しにくい細胞膜をもつ赤血球が多く含まれます。
そのため電解質液である血清のほうが導電率は高くなります。
3:× リンパ液は電解質を多く含む液体で、脂肪を含む骨髄より電流を通しやすいです。
導電率はリンパ液のほうが高くなります。
4:× 細胞膜は脂質二重層で、低い周波数の電流をほとんど通しません。
導電率は細胞内液のほうがはるかに高いです。
5:× 脂肪は水分や電解質が少なく、電流を通しにくい組織です。
導電率は筋組織のほうが高くなります。
【ポイント】
導電率は、体液(血清・リンパ液など)>血液>筋>脂肪・骨>角質の順におおよそ低くなります。
皮膚の角質の抵抗が高いため、心電図などでは皮膚処理で接触抵抗を下げます。