正答4
解説
正解は4です。
パニック値とは、生命に危険が迫っている可能性が高く、直ちに主治医へ報告すべき異常値のことです。
施設ごとに設定されますが、電解質や血糖の極端な値が典型です。
【選択肢別解説】
1:× ALP(アルカリホスファターゼ)300 U/Lは高めの値ですが、急性の生命危機を示す値ではありません。
ALPは通常パニック値の対象にしません。
2:× カルシウム10.8 mg/dLは軽度の高値にとどまります。
一般にパニック値とされるのはおおむね12〜13 mg/dLを超える高値や、6 mg/dL程度を下回る低値です。
3:× グルコース200 mg/dLは高血糖ですが、直ちに生命に関わる値ではありません。
パニック値は数百 mg/dL以上の著しい高値や、50 mg/dL前後を下回る低血糖で設定されます。
4:○ ナトリウムの基準範囲はおおむね135〜145 mmol/Lです。
175 mmol/Lは高度の高ナトリウム血症で、意識障害やけいれんを起こしうるためパニック値に該当します。
5:× 総コレステロール300 mg/dLは脂質異常症の値ですが、急性の生命危機ではありません。
パニック値の対象にはしません。
【ポイント】
パニック値に設定されやすいのは、カリウム・ナトリウム・カルシウム・血糖・ヘモグロビン・血小板数などです。
慢性疾患の指標であるコレステロールやALPは対象外と考えましょう。