正答2
解説
正解は2です。
超音波は周波数が高いほど分解能が上がりますが、減衰が大きく深くまで届きません。
逆に周波数が低いほど深部まで届くため、深い臓器や骨の間からのぞく臓器には低い周波数の探触子を使います。
【選択肢別解説】
1:× 肝臓は腹部の比較的深い位置にあるため、3〜5 MHz程度のコンベックス型探触子を使います。
心臓に比べるとやや高い周波数が使われます。
2:○ 心臓は胸壁の深部にあり、肋骨の狭い隙間から広い範囲を観察する必要があります。
そのため2〜3 MHz前後の低い周波数のセクタ型探触子を使い、選択肢の中で最も低い周波数になります。
3:× 膵臓も腹部の深部臓器で、肝臓と同程度の3〜5 MHz程度の探触子を使います。
4:× 乳腺は体表のすぐ下にある浅い臓器です。
分解能を優先して7〜15 MHz程度の高周波リニア型探触子を使います。
5:× 頸動脈も体表近くにある血管です。
内中膜複合体の厚さなど細かい構造を見るため、7 MHz以上の高周波リニア型探触子を使います。
【ポイント】
「浅い臓器は高周波・リニア型」「腹部は中程度の周波数・コンベックス型」「心臓は低周波・セクタ型」と整理しましょう。
周波数と深達度・分解能はトレードオフの関係にあります。