正答3
解説
正解は3です。
免疫比濁法は、抗原と抗体が結合してできる免疫複合体の濁りを、光の透過の減少として測定する方法です。
CRPや免疫グロブリン、補体などの比較的濃度の高い蛋白の測定に使われ、誤りを選ぶ問題です。
【選択肢別解説】
1:× 免疫比濁法は、濁りによって減った透過光の強さを吸光度として測定します。
記述は正しい内容です。
2:× 濁りによる透過光の減少は、吸光度としてLambert-Beerの法則に近い関係で扱います。
記述は正しい内容です。
3:○ サイトカインは血中にpg/mLという極めて低い濃度でしか存在しません。
感度の低い免疫比濁法では測定できず、化学発光免疫測定法などの高感度な方法を用います。
4:× 抗原が大過剰になると免疫複合体が形成されにくくなる地帯現象(プロゾーン現象)が起こります。
このとき偽低値になることがあり、記述は正しい内容です。
5:× 免疫比濁法の測定感度はμg/mL程度です。
化学発光分析法よりも感度が低いという記述は正しい内容です。
【ポイント】
免疫学的測定法の感度は、おおむね免疫比濁法、酵素免疫測定法、化学発光免疫測定法の順に高くなります。
免疫比濁法では、地帯現象による偽低値を防ぐため、抗原過剰の検出機能を備えた装置が使われます。