正答3
解説
正解は3です。
肝臓の病気に特徴的な超音波所見を問う問題です。
所見の名前と、その所見が出る病気を正しく結び付けることが大切です。
【選択肢別解説】
1:× コメット様エコーは、彗星の尾のように伸びる多重反射像です。
胆嚢腺筋腫症の壁内などで見られます。
肝血管腫では、辺縁が高エコーの腫瘤(マージナルストロングエコー)などが特徴です。
2:× 肝深部のエコーが減衰するのは脂肪肝の所見です。
肝硬変では、表面の凹凸、内部エコーの粗さ、右葉の萎縮などが見られます。
3:○ 肝細胞癌では、内部が隔壁で区切られ、エコーの異なる部分が混在するモザイクパターンが見られます。
辺縁の低エコー帯(ハロー)や後方エコーの増強も特徴です。
4:× 脂肪肝では、肝臓が明るく見え(高輝度肝)、肝静脈は不明瞭になります。
肝静脈が拡張するのは、心不全などによるうっ血肝です。
5:× カメレオンサインは、体位変換などでエコー像が変化する所見で、肝血管腫の特徴です。
転移性肝癌では、標的のように見えるブルズアイサインが特徴です。
【ポイント】
肝細胞癌はモザイクパターンとハロー、肝血管腫はカメレオンサインとマージナルストロングエコーです。
転移性肝癌はブルズアイサイン、脂肪肝は高輝度肝と深部減衰と覚えましょう。