正答1
解説
正解は1です。
インドシアニングリーン〈ICG〉試験は、静注した色素の血中からの消失を見て、肝臓の色素の取り込みと排泄の能力を評価する検査です。
肝血流量と肝細胞機能を反映し、肝切除前の予備能評価などに用います。
【選択肢別解説】
1:○ ICG試験は早朝空腹時に安静臥位で行います。
食事による肝血流量の変化や、脂質による測定への影響を避けるためです。
2:× ICGは経口ではなく静脈内に投与します。
通常は体重1kgあたり0.5mgを肘静脈から注射します。
3:× ICGは光に不安定で、溶解後は分解しやすい色素です。
調製後は遮光し、速やかに使用します。
4:× ICGは肝臓で代謝されずにそのまま胆汁へ排泄されます。
評価するのは合成能ではなく、色素の取り込みと排泄の能力です。
5:× 採血は投与から1時間後ではなく、通常15分後に行います。
このときの血中停滞率(ICG R15)を求めます。
【ポイント】
ICG R15の基準はおよそ10%以下で、肝硬変などで上昇します。
体質性ICG排泄異常症では、他の肝機能が正常でもICG R15だけが著しく高値になります。