正答4
解説
正解は4です。
糖尿病では、インスリンの作用不足によって糖・脂質・蛋白質の代謝が変化します。
インスリンは「糖を使い、蓄える」方向に働くホルモンなので、不足すると逆向きの代謝が進みます。
【選択肢別解説】
1:× 解糖系はインスリンによって促進される経路です。
インスリン作用が不足する糖尿病では、解糖系は促進ではなく抑制されます。
2:× 糖新生はインスリンで抑えられ、グルカゴンで促されます。
インスリン作用が不足すると、糖新生は抑制されずに亢進します。
3:× 高血糖で尿糖が出ると、浸透圧利尿によって尿量は増えます。
糖尿病では尿量減少ではなく多尿がみられます。
4:○ インスリン作用が不足すると脂肪分解が進み、肝臓に脂肪酸が大量に流れ込みます。
その結果、肝臓でのケトン体の産生が亢進します。
5:× 膵島β細胞の破壊が原因になるのは1型糖尿病です。
2型糖尿病は、インスリン分泌低下とインスリン抵抗性が組み合わさって起こります。
【ポイント】
ケトン体はアセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸、アセトンの3つです。
インスリン欠乏が著しいと糖尿病ケトアシドーシスになり、アニオンギャップが増加します。