正答4
解説
正解は4です。
脳全体の血流が一時的に低下すると、短時間の意識消失が起こります。
これを失神といい、多くは数秒から数分で自然に回復します。
原因には血管迷走神経反射、起立性低血圧、不整脈などがあります。
【選択肢別解説】
1:× 傾眠は、うとうとしているが呼びかけなどで容易に目覚める軽い意識障害です。
一過性の脳虚血による短時間の意識消失を指す用語ではありません。
2:× 昏睡は、強い痛み刺激にも反応しない最も重い意識障害です。
持続的な状態であり、一過性で自然回復する失神とは異なります。
3:× 昏迷は、強い刺激でわずかに反応する程度の意識障害です。
精神医学では意思表出が失われた状態を指すこともあり、脳の一過性虚血とは関係しません。
4:○ 失神は、脳全体の一過性の血流低下による短時間の意識消失です。
姿勢を保てなくなりますが、血流が戻ると速やかに回復します。
5:× せん妄は、意識の混濁に幻覚や興奮、見当識障害を伴う状態です。
高齢者の入院や手術後などに起こり、一過性の脳虚血とは異なります。
【ポイント】
意識障害は軽い順に傾眠、昏迷、半昏睡、昏睡と表現されます。
失神は「一過性」「脳全体の虚血」「自然回復」の3点が特徴です。