正答5
解説
正解は5です。
ヘモグロビン酸素解離曲線は、横軸に酸素分圧(PO2)、縦軸に酸素飽和度をとったS字状の曲線です。
曲線が右へずれる(右方偏移)と、同じ酸素分圧でも飽和度が低くなります。
つまり、ヘモグロビンが酸素を離しやすくなり、組織への酸素供給が増えます。
【選択肢別解説】
1:× 横軸は時間ではなく酸素分圧です。
動脈血の場合は動脈血酸素分圧〈PaO2〉で表します。
2:× 縦軸は酸素分圧ではなく、ヘモグロビンの酸素飽和度です。
百分率で表します。
3:× 体温が上昇すると、曲線は左方ではなく右方に偏移します。
運動中の筋肉など温度の高い組織で酸素を放出しやすくなります。
4:× アルカレミアでは、曲線は右方ではなく左方に偏移します。
アシデミアで右方に偏移する現象をボーア効果といいます。
5:○ 右方偏移するとヘモグロビンの酸素への親和性が低下します。
そのため末梢組織で酸素を放出しやすくなります。
【ポイント】
右方偏移の原因は、体温上昇、アシデミア、二酸化炭素分圧の上昇、2,3-ビスホスホグリセリン酸〈2,3-BPG〉の増加です。
胎児ヘモグロビンや一酸化炭素中毒では左方偏移します。