正答4
解説
正解は4です。
日本臨床化学会〈JSCC〉勧告法では、多くの酵素で補酵素NAD(P)Hの340 nmにおける吸光度変化を測定します。
NAD(P)Hが生成する反応では吸光度が増加し、消費される反応では減少します。
クレアチンキナーゼ〈CK〉は共役反応でNADPHを生成するため、吸光度の増加を測定します。
【選択肢別解説】
1:× アルカリホスファターゼ〈ALP〉は、4-ニトロフェニルリン酸から生じる4-ニトロフェノールを測定します。
405 nm付近の吸光度増加を測定します。
2:× アスパラギン酸アミノトランスフェラーゼ〈AST〉は、リンゴ酸脱水素酵素の共役反応でNADHが消費されます。
340 nmの吸光度減少を測定します。
3:× コリンエステラーゼ〈ChE〉は、p-ヒドロキシベンゾイルコリンを基質とし、共役反応でNADPHが消費されます。
340 nmの吸光度減少を測定します。
4:○ CKはクレアチンリン酸とADPからATPを生成します。
ATPはヘキソキナーゼとグルコース-6-リン酸脱水素酵素の共役反応でNADPHを生じ、340 nmの吸光度が増加します。
5:× γ-グルタミルトランスフェラーゼ〈γ-GT〉は、合成基質から遊離する5-アミノ-2-ニトロ安息香酸を測定します。
405 nm付近の吸光度増加を測定します。
【ポイント】
JSCC勧告法で340 nmの吸光度が増加するのはCKと乳酸脱水素酵素〈LD〉です。
減少するのはAST、アラニンアミノトランスフェラーゼ〈ALT〉、ChEです。