正答4
解説
正解は4です。
PAS反応では、過ヨウ素酸で糖を酸化してアルデヒド基を作り、それをシッフ試薬で赤紫色に発色させます。
グリコーゲンなどの多糖類や中性粘液が陽性になります。
グリコーゲンは水に溶けやすいため、切片をセロイジンで覆う被膜法で流出を防ぐことが有効です。
【選択肢別解説】
1:× シッフ試薬の作製には濃硫酸ではなく、亜硫酸水素ナトリウムと塩酸を用います。
これらで塩基性フクシンを無色にします。
2:× シッフ試薬に含まれるのは酸性フクシンではなく、塩基性フクシンです。
アルデヒド基と反応して赤紫色を呈します。
3:× シッフ試薬の効力の確認には95%エタノールではなく、ホルマリンを用います。
ホルマリンを数滴加え、速やかに赤紫色になれば有効です。
4:○ セロイジン被膜法では、切片の表面をセロイジンの薄い膜で覆います。
水溶性のグリコーゲンが処理中に流れ出るのを防ぎます。
5:× コールドシッフ試薬は、ボイルドシッフ試薬に比べて染色性が弱いのではなく強いとされています。
【ポイント】
PAS反応でグリコーゲンを確認するには、ジアスターゼで消化して陽性所見が消えるかを調べます。
シッフ試薬は無色透明が正常で、赤みを帯びたものは劣化しています。