正解を2つ選んでください。
正答2・3
解説
正解は2と3です。
毒物及び劇物取締法は、毒性の強い化学物質を毒物と劇物に指定して、保管や表示などを規制する法律です。
検査室で使う有機溶剤のうち、キシレンとメタノールは劇物に指定されています。
劇物は鍵のかかる場所に保管し、「医薬用外」の文字と白地に赤文字で「劇物」と表示します。
【選択肢別解説】
1:× アセトンは引火性の強い有機溶剤ですが、劇物には指定されていません。
消防法の危険物として管理します。
2:○ キシレンは劇物に指定されています。
病理標本作製で透徹剤や封入に用いられ、吸入による中枢神経症状に注意が必要です。
3:○ メタノールは劇物に指定されています。
体内で代謝されてギ酸を生じ、視神経障害や代謝性アシドーシスを起こします。
4:× 過マンガン酸カリウムは強い酸化剤ですが、劇物には指定されていません。
消防法の危険物(酸化性固体)として管理します。
5:× イソプロピルアルコールは消毒などに使われる有機溶剤ですが、劇物には指定されていません。
【ポイント】
検査室でよく使う劇物には、キシレン、メタノール、クロロホルム、ホルムアルデヒド(ホルマリン)、塩酸、硫酸などがあります。
エタノール、アセトン、イソプロピルアルコールは劇物ではない点を押さえましょう。