正答1
解説
正解は1です。
赤血球の血液型抗原には、糖鎖が抗原の本体となるものと、膜蛋白が抗原の本体となるものがあります。
ABO血液型の抗原は、糖転移酵素が赤血球膜の糖鎖の末端に特定の糖を付け加えて作られる糖鎖抗原です。
【選択肢別解説】
1:○ ABO抗原は糖鎖抗原です。
A型はN-アセチルガラクトサミン、B型はガラクトースがH抗原の糖鎖に付加されてできます。
2:× Diego抗原は、陰イオン交換を担う膜蛋白のバンド3にある蛋白抗原です。
3:× Kidd抗原は、尿素の輸送を担う膜蛋白にある蛋白抗原です。
4:× MNS抗原は、グリコフォリンAとBという膜蛋白のアミノ酸配列の違いで決まる蛋白抗原です。
5:× Rh抗原は、赤血球膜を貫通するRhD蛋白とRhCE蛋白にある蛋白抗原です。
【ポイント】
糖鎖抗原の血液型にはABO、H、Lewis、Pなどがあり、これらに対する抗体はIgMが多いです。
蛋白抗原に対する抗体はIgGが多く、間接抗グロブリン試験で検出します。