正答2
解説
正解は2です。
図はHEp-2細胞を使った間接蛍光抗体法の像です。
間期の細胞では核全体が細かい粒状に緑色の蛍光を示し、核小体の部分は黒く抜けています。
左側の分裂期の細胞では、中央の染色体の部分が暗く抜け、その周りの細胞質が光っています。
これは斑紋型(speckled型)の染色パターンで、抗RNP抗体などでみられます。
【選択肢別解説】
1:× 抗Jo-1抗体は細胞質にある酵素に対する抗体で、細胞質が細かく染まる像を示します。
図では核が染まっており、一致しません。
2:○ 抗RNP抗体は斑紋型を示し、分裂期の細胞では染色体部分が染まりません。
図の所見と一致し、混合性結合組織病で高力価になります。
3:× 抗dsDNA抗体は核全体が均一に染まる均質型を示します。
分裂期の細胞では染色体部分が強く光るため、図とは逆の所見です。
4:× 抗セントロメア抗体は、核内に数十個の小さな点が散らばる散在斑紋型を示します。
分裂期の細胞では染色体の上に点が並びます。
5:× 抗ミトコンドリア抗体は細胞質が粗い顆粒状に染まる像を示します。
図では細胞質は染まっておらず、一致しません。
【ポイント】
分裂期の細胞の染色体部分が染まれば均質型、染まらなければ斑紋型と見分けます。
斑紋型を示す代表的な抗体は、抗RNP抗体、抗Sm抗体、抗SS-A抗体、抗SS-B抗体です。