正答4
解説
正解は4です。
被害妄想は続いていますが、自宅に閉じこもることで安定を保っている慢性期の統合失調症患者です。
訪問作業療法では、本人が保っている安定を崩さず、信頼関係をつくることが優先されます。
【選択肢別解説】
1:× 被害妄想があるなかで外出を促すと、不安が強まって病状が悪化するおそれがあります。
閉じこもることで安定しているため、時期尚早です。
2:× 家事行為に困っているという情報はありません。
本人のニーズを確かめないまま指導を行うのは適切ではありません。
3:× 被害妄想がある人にとって、近所の人との関わりは不安の原因になりやすいです。
近所づきあいの指導は、病状を悪化させるおそれがあります。
4:○ まず本人が困っていることを傾聴し、ニーズを把握することが大切です。
傾聴を通じて信頼関係が生まれ、本人の希望に沿った支援につなげられます。
5:× 内服薬の種類を決めるのは主治医です。
訪問作業療法で薬の種類を話し合うことは、作業療法士の役割を超えています。
【ポイント】
訪問支援の導入では、本人のペースを尊重し、困りごとを聴くことから始めます。
安定を保っている生活を急に変えようとせず、信頼関係を築いてから支援を広げます。