正答4
解説
正解は4です。
長期の安静臥床では、筋・骨・循環・代謝・免疫など全身の機能が低下する廃用症候群が起こります。
多くの指標は低下しますが、骨からカルシウムが溶け出すことで上昇する指標があります。
【選択肢別解説】
1:× 長期臥床では免疫能が低下し、肺炎や尿路感染症などにかかりやすくなります。
上昇はしません。
2:× 長期臥床では筋の活動が減り、インスリンの効きが悪くなるため耐糖能が低下します。
上昇はしません。
3:× 長期臥床では循環血液量が減り、筋ポンプ作用も弱まるため、静脈還流量は減少します。
起立性低血圧の原因にもなります。
4:○ 骨に体重や筋の力がかからなくなると、骨吸収が骨形成を上回ります。
骨から溶け出したカルシウムが尿中に排泄されるため、尿中カルシウムは上昇します。
尿路結石の原因にもなります。
5:× クレアチニン・クリアランスは、腎臓の糸球体ろ過量の指標です。
長期臥床で上昇する指標ではなく、循環血液量の減少などに伴ってむしろ低下するとされます。
【ポイント】
廃用症候群の主なものは、筋萎縮、骨萎縮(尿中カルシウム増加)、関節拘縮、起立性低血圧、深部静脈血栓症、褥瘡、耐糖能低下などです。
早期離床は、これらを防ぐための基本です。