正答2
解説
正解は2です。
体表から骨に触れるときは、骨の上に厚い筋肉がなく、皮膚と皮下組織だけで覆われている部分がよく触れます。
胸骨の頸切痕は胸骨柄の上縁にあるくぼみで、首の付け根の正中、左右の鎖骨の内側端の間で、皮膚のすぐ下に触れることができます。
【選択肢別解説】
1:× 軸椎の歯突起は、環椎の前弓の後ろに入り込んでいる突起です。
頸部の深い位置にあり、体表から触れることはできません。
2:○ 胸骨の頸切痕は皮膚と皮下組織のすぐ下にあり、首の付け根の正中のくぼみとして容易に触れることができます。
3:× 上腕骨の結節間溝は大結節と小結節の間の溝で、上腕二頭筋の長頭腱が通ります。
三角筋に覆われているため、皮膚の直下にある構造ではありません。
4:× 尺骨の滑車切痕は、上腕骨滑車と関節をつくる関節面です。
肘関節の内部にあるため、体表から直接触れることはできません。
5:× 寛骨の寛骨臼切痕は、寛骨臼の下部の切れ込みです。
股関節の内部の深い位置にあり、体表からは触れられません。
【ポイント】
皮膚の直下に触れる骨の目印には、頸切痕、鎖骨、肩峰、肘頭、上前腸骨棘、膝蓋骨、脛骨の前縁、内果・外果などがあります。