正答5
解説
正解は5です。
乳癌の手術でリンパ節を切除すると、リンパの流れが滞り、上肢にリンパ浮腫が起こることがあります。
リンパ浮腫の管理では、リンパの流れを助けること、感染や炎症を防ぐこと、患肢を締め付けないことが基本です。
【選択肢別解説】
1:× 日光浴は日焼けによる皮膚の炎症を起こしやすいです。
炎症はリンパ液の産生を増やし、浮腫を悪化させるため避けます。
2:× 患肢の挙上はリンパ液の戻りを助けるため、むしろ勧められます。
安静時や就寝時には患肢を心臓より少し高く保ちます。
3:× 高い温度の温浴は血流を増やし、リンパ液の量を増やして浮腫を悪化させます。
長時間の熱い入浴は避けます。
4:× アームスリングで固定すると、筋の収縮によるリンパの流れが減ります。
圧迫療法をしながら、適度に患肢を動かすことが勧められます。
5:○ 用手的リンパドレナージは、皮膚をやさしくさすってリンパ液を正常に働くリンパ節(反対側の腋窩や同側の鼠径部など)へ導く方法です。
滞ったリンパ液の排出を助け、浮腫を軽くします。
【ポイント】
リンパ浮腫の複合的治療は、用手的リンパドレナージ、圧迫療法、圧迫下の運動、スキンケアの組合せです。
日常生活では、けがや日焼け、締め付け、熱いお湯を避けるよう指導します。