正答1
解説
正解は1です。
PTSD(外傷後ストレス障害)は、命に関わるような体験の後に、再体験(フラッシュバック)、回避、否定的な認知と気分の変化、過覚醒が続く障害です。
治療の中心は、トラウマに焦点を当てた認知行動療法です。
【選択肢別解説】
1:○ トラウマ体験によって生じた「自分のせいだ」「世界は危険だ」などの否定的な認知を見直し、再構成していく方法は有効な支援です。
認知処理療法などがこれに当たります。
2:× 安全が確保された集団の中で体験を語ることは、回復に役立つことがあります。
一律に避けさせる必要はありません。
3:× 想起を避け続けることは回避症状を強め、PTSDを長引かせる要因になります。
治療では、安全な環境で体験を段階的に想起する持続エクスポージャー療法などが用いられます。
4:× PTSDでは集中力の低下がみられ、巧緻性を要する作業を課すと失敗体験になりやすいです。
また、トラウマへの直接の支援にもなりません。
5:× フラッシュバックは長期間続くことも多く、短期間で治まるとは限りません。
根拠のない見通しを伝えることは適切ではありません。
【ポイント】
PTSDの治療には、持続エクスポージャー療法や認知処理療法などのトラウマに焦点を当てた認知行動療法、EMDR(眼球運動による脱感作と再処理法)が用いられます。
回避を強める関わりは症状を長引かせます。