正答4
解説
正解は4です。
我が国の脊髄損傷の疫学では、性別、損傷の程度、高位、原因、受傷年齢の特徴が頻出です。
出題当時の全国調査では、高齢者の転倒による頸髄損傷の多さが特徴とされています。
【選択肢別解説】
1:× 脊髄損傷は男性に多く、男女比はおよそ4対1です。
2:× 完全損傷よりも不全損傷のほうが多いです。
特に高齢者の頸髄損傷では、骨折を伴わない不全損傷が多くみられます。
3:× 胸腰髄損傷よりも頸髄損傷のほうが多く、全体の約4分の3を占めます。
4:○ 原因は交通事故と高所からの転落が多く、次いで転倒が続きます。
スポーツ事故は数%にとどまり、転倒のほうが多いため正しい記述です。
5:× 受傷年齢は20歳代と50歳代以降にピークがある二峰性を示します。
一峰性ではありません。
【ポイント】
日本の脊髄損傷は「男性・頸髄・不全損傷」が多いと覚えます。
近年は高齢化が進み、転倒による高齢者の頸髄損傷がさらに増えています。