正答2
解説
正解は2です。
慢性閉塞性肺疾患(COPD)では、呼吸困難のため活動量が減り、下肢筋力の低下や体重減少が起こりやすくなります。
栄養、運動、日常生活動作の工夫、禁煙、感染予防の指導が必要です。
【選択肢別解説】
1:× COPDではエネルギー消費が増えるため、高エネルギー・高たんぱくの食事が勧められます。
脂質は二酸化炭素の産生が少ない栄養素なので、低脂肪食にする必要はありません。
2:○ 歩行や自転車エルゴメータなどの下肢の運動は、呼吸リハビリテーションの中心です。
運動耐容能を高め、呼吸困難を軽くする効果があります。
3:× 両手を挙げて洗髪すると、上肢を挙げる筋が呼吸補助に使えず、呼吸困難が強まります。
片手ずつ交互に洗う、肘を台につくなどの工夫を指導します。
4:× 禁煙は病期にかかわらず、COPDの進行を抑える最も有効な対策です。
発症後も禁煙が必要です。
5:× 感染はCOPDの急性増悪の大きな原因になります。
インフルエンザワクチンや肺炎球菌ワクチンの接種が勧められます。
【ポイント】
COPDのADL指導は「上肢の挙上を避ける」「動作と呼吸を合わせる(呼気時に動く)」「休憩を挟む」が基本です。